こんにちは、広報の坂本です。
ノンピでは、ゼロ・ウェイスト理念を体現しその魅力を発信していく活動をしており、
以前から交流のある明治大学商学部で環境問題を学ぶ森永ゼミの学生と共に
「持続可能な循環型農業」を体験するために、11月某日に埼玉県寄居町に行ってきました!!
▼参考ブログ
ノンピのサステナビリティ推進担当の篠崎さんは、
これから紹介していく取り組みを自ら実行していくために約1年前から埼玉県寄居町に移住しており、今回の“寄居町ツアー”のナビゲーションをしてくれました。
10:00 集合(埼玉県 小川町駅)
最寄り駅から約2時間かけて自然豊かそうな、のどかな駅に。
10:20 皆農塾
皆農塾で農業体験をさせていただきます。
ちょっとしたクイズもあり、学生と一緒に「う~~~~~~~ん?」と悩んでいる
まずは、サステナビリティ推進担当の篠崎(画面左)より、ノンピの事業についてとサステナビリティな取り組みについてお話がありました。食の企業として永遠の課題となる「フードロス」について、今は「美味しい」を体感して楽しく循環する方法を考えている段階であることの説明がありました。(そして、それを今日みんなで体感してみる!)
11:00 農業見学&体験
木々が生い茂っている林道を進みます
5坪の畑です
畑から少し離れたところに、土が盛られているような場所がありました。
近くに寄ると匂いでこの土のようなものの正体がわかります。「コーヒー粕」です。
これらの「コーヒー粕」は、ノンピが運営する東京豊洲の自家焙煎コーヒーカフェ「ロースター本店」で出たものです。それを少しずつ運び…これらを土と混ぜて野菜栽培の堆肥として使っているのです。
こちらの黄色いタンクの中には、ノンピの事業から排出されたフードロス500kg分を液肥にしたものが入っています。「生ごみ」の臭いを想像していましたが、アミノ酸によって酸味のある発酵したにおいになっていました。
皆農塾の恵子さん(画面右)に育てている野菜のことを教えてもらいました。野菜は全て有機栽培で、多品種小ロットで育てているそうです。
秋じゃが(赤いじゃがいも)の収穫
一般的なじゃがいもを元種にして、9月に植えて11月に収穫するという「秋じゃが」。“休眠期”と言われる、じゃがいもから芽が出てくるまでの期間が一般的なじゃがいもに比べて短いので、収穫するのも早くその分小ぶりです。
そして、またこの「秋じゃが」を種にして春に植えて、じゃがいもを育てていくようで、ここにも「循環」を発見しました。
収穫が終わった秋じゃがの葉っぱは鶏の餌に。(黄身が自然な黄色になる秘訣)
小松菜の苗でコーヒー堆肥の成育テストを実施中。
コーヒー粕のたい肥を蒔いた小松菜(左側)と、そうでない小松菜(右側)を比較しても、“問題なく育っている”のがわかります。仮にこのたい肥が肥料として効果がない場合には、上手く育たないことも十分に考えられるのです。
13:00 みかん農園見学(風布エリア・横手園)
横手園さんは、周辺みかん農家さんの中で唯一「無農薬」でみかんを育てています。温州みかんの他にも福来(ふくれ)みかん、獅子柚子(皮を砂糖で煮て食べると美味しいらしい!)など、自然豊かで景色のよい場所で育っている果物を見せていただきました。
14:00 風布館(ふうぷかん)にて実食!!!
収穫させていただいた野菜を実際に調理して食べました!有機栽培なので、土だけ綺麗に洗い流すだけで、皮や葉っぱは全部いただけます。
大根と人参のアヒージョ
人参、大根、春菊、白菜をたくさん入れた水炊き
柚子で自家製ポン酢を作って、水炊きでいただく
はぁぁぁ~~~~~~!美味しかったーーーーーー!!!!!!これに尽きます。
実際に見て、体験して、その上でいただく作物は、格段に美味しい。知れてよかったです。
この1日で体験したことは農業の一部にしか過ぎないと思いますが、
「循環型農業」を通じて、「ゼロ・ウェイスト理念」の魅力を体感できました。
〈参加した学生の感想〉
■素敵な農業体験やおいしいご飯など、貴重な経験でした!「おいしく循環」を日頃の生活でも意識してみようと気が引き締まりました。
■さまざまな持続可能な取り組みに触れて非常に刺激的でした。そして自分が収穫した有機野菜をその場で食べることによって「環境に優しいから」だけではなくて「美味しいから」食べるというのを実感しました
■今まで文字や写真でしか見ていなかったものを実際に目の当たりにすることで、「循環」をより身近に感じることができました。
■野菜の間引きや、液肥・たい肥を実際に見て、非常に勉強になりました。「循環」がどういったものなのかという体験を食事を通じて理解することができました。